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「蕾」

去る平成25年3月1日。
社会福祉法人 悠 特別養護老人ホーム 結いの郷では、
平成24年度 第2期職員入職式を執り行いました。

新入職の西部。
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同じく、新入職の大塚。
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3月末日までは、『座学研修』と『入居者の暮らし体験』をメインに研修期間を過ごします。
どうぞお見知りおきのほど・・・。

また、この3月1日は、昨年入職した第1期職員の就業1周年でもありました。
1年前の入職式時の写真です。
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このときのメンバーただの一人も欠けることなく、『新たな仲間』を迎えることができました。
そして今年の写真です。(交替勤務のため、やむなくこの場に出席できなかった職員援助員もいますが、新たな仲間の入職を歓迎する気持ちは一緒です。)
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理事長 安田 芳彦より。
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続いて、チューター援助員の辞令交付。写真は東の家 援助員 早川です。
他には西の家 援助員 入江。
同じく西の家 援助員 榊原。
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各援助員からこの1年の振り返りと来期に向けた抱負の発表。
宿直専門勤務の山邉も駆け付けてくれました。
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北の家 援助員 福住。
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西の家 援助員 福澤。
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北の家 援助員 小谷。
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東の家 援助員 石井。
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援助員 杉本。
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北の家 援助員 林。
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西の家 援助員 藤原。彼もこの日からチューターに任命されました。
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育児休職中の管理栄養士 兼 計画作成担当者 樋口。
こちらでも、可愛らしい家族がひとり増えました。
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生活相談員 柴田。
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東の家 援助員 兼 計画作成担当者 加藤。
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東の家 ユニットリーダー 大野。
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西の家 ユニットリーダー 中條。
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統括主任 看護師 山下。
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そして、この4月から主任代理に任命の安田。
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1年前。
『結いの郷』の元に、夢を重ねたメンバーが結ばれました。
確かに当時は それぞれに、それぞれの朧げな夢や、希望を抱いていました。
あれから 1年が経ちました。
今は確かに 目指すべき夢や、感じるべき希望が ひとつに揃い始めて来ました。

さあ、来る平成25年度。
理念・方針具現に向けて目指すべき目標や、果たすべき職務役割が山積しています。

今は未だ蕾ですが、来る日に『花』と咲かせられるよう・・・。
暖かい陽射しも、冷たい風雨も、皆で一緒に 共に愉しんで歩みたいものです。
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社会福祉法人 悠 特別養護老人ホーム 結いの郷
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by yuinosato1 | 2013-03-21 14:09

「諦めないでほしい。~それが 私たちの願い」(2)少々長くなりますが、ご容赦の程・・・。

『お祭りのときは、そりゃ~賑わしいんでえ~。』
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愛媛県宇和島市和霊町に鎮座する「和霊神社」。
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平成25年3月5日(火)、満101歳の誕生日を、無事に故郷の地で迎えることができたTさん。

平成25年3月4日(月) 午前8時00分。
いよいよ、四国、愛媛県宇和島市吉田町に向けて出発の日を迎えました。
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結いの郷へ入居以来、古くから馴染みのある故郷『四国』のお話をいつも聞かせて下さるTさん。
『四国じゃったらなあ・・・。』
『四国におるときはなあ・・・。』
『四国ではなあ・・・、海がきれいやろ・・・ほんで魚も旨いんで・・・。』
さて、何千回 聴いたフレーズでしょう・・・?
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Tさんは、100歳です。 100歳とは、とても感じさせない矍鑠たる方です。
そんなTさん、100歳ながらに、自分の心身には確固たる自信を抱いていらっしゃいます。

しかしながら、特別養護老人ホーム 結いの郷 にお住まいの昨年来、2012年はTさんにとっては、試練の1年でした。

買物に出かけようと、喜び勇んで駐車場へ・・・転倒、大腿骨頸部骨折から入院。
年末にも全身状態の変化により入院。

このときの担当医からは、
『この時点で、PO2(酸素分圧)が60Torr程度。100歳の年齢だからこその状況かもしれないが、必要に応じては専門科の診察も検討してみて下さい。年齢と本人の強い退院意向を伺うと、入院治療よりも結いの郷へ戻られることの方が望ましいですよね。』とのこと。

『私なあ、100歳になるけども、これまでに病気ひとつしたことないんで~、この歳になっても~・・・皆に迷惑ばかり かけよってから・・・。』

通常(一般成人)のPO2(酸素分圧)は80Torr以上になり、60Torr以下になると、これは呼吸不全状態になります。

さて、度重なりますが、100歳。矍鑠たるとは言え、そこは100歳です。
年齢もさることながら、こうした状況においては、いつ何が起きてもおかしくない・・・。

是非一度、未だ動ける状態で、『四国』へお戻り頂きたい・・・。
全ては、ここからでした。
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これほどまでの長距離の移動支援は初めての取り組みであるがために、Tさんの住まう「東の家」のユニットリーダー大野と、統括主任(看護師でもある)山下が、支援の是非を廻り、繰返しコミュニケーション機会をもちました。

ユニットリーダー 大野と、統括主任 山下がTさんとの何気ないコミュニケーションを幾回も重ね、Tさんの真意を慎重に伺いました。

そして、計画立案です。
日頃共に過ごさせて頂き、コミュニケーションを重ねる中で、『愛媛県宇和島市』,『和霊神社』,『河野さん』,『井伊さん』,『吉田町』等のキーワードを拾い集め、繋げていく作業です。

Tさんに送られてくる『河野さん』,『井伊さん』からの手紙や荷物から連絡先を割り出し、計画概要をご連絡し、昔懐かしい方々との再会予定も整いました。

続いて、飛行機(ANA),宇和島市内の介護タクシー,宿泊先ホテル(和霊神社近接)に見積を依頼。

もしかしたら、最後の帰郷と成り得ます。
また旅先におけるリスクも、十分にあり得ます。

嘱託医とも、健康状況の確認と、帰郷計画の実施の是非を相談、万が一の体制確認を行います。
酸素ボンベ提供会社とも、旅行先営業所との連携確認。
プラン詳細が見えた頃、ご家族、併せて、金銭管理等身元引受人であるNPO事業担当者への趣旨、行程計画、見積説明と、実施についての承認同意等、是非の確認と続き、全担当者においてのGOサインとなりました。

誰かが『リスク』を後ろ向きに考えると計画は承認されません。
誰もが『リスク』を前向きに受け止め、受け容れて下さいました。
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そして当日の朝、半分は想定外、半分は想定内、Tさんは、愛媛行きを拒まれました。
『足がなあ、良けりゃあ行くかも知れんが、いかんよ~!足がなおりゃ自分ひとりでいくわあ。』
飛行機の時間もあり、リミットは1時間。時間ギリギリまでの押し問答が続きます。

このときの、Tさんの本音は『行きたい!』です。
ただし、同行の援助員に迷惑をかけてまで、足が悪いのに大変な思いをしてまで『行きたくない!』も本音です。
ユニットリーダー大野や統括主任 山下もこれほどまでに拒まれるのであれば致し方なし、やむを得ず断念の覚悟を覚えつつ、周囲に見守る援助員も『行かない方が良いのでは・・・?』との思いを、確信に変えていたかもしれません。
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宇和島市内、介護タクシーの車中。
空港で手に取った観光案内リーフを片手に同行援助員に地元をPR。
その視線は疲れを見せることなく、車外をジッと見つめていらっしゃいました。

そうして、午後5時 宇和島国際観光ホテル513号室。
100歳のTさん、旧友94歳の井伊さんとの再会。
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翌日の誕生日をケーキでお祝いされました。
時間にして40分ほどの再会でしたが・・・、そこにはお二人の、お互いの人生における尊敬と労り、労いを、お互いに慮り、尊び合う姿が凝縮されたような濃密な時間であったように思います。
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この日、大野と山下が交替でTさんと同室し、一夜を支援させて頂きました。
聞くところによるとTさん、23時頃まで喋りっぱなしだったそうで、世代を超えた女子3人で相当盛り上がったとか(Tさんひとりが 盛り上がっていらしたとか・・・)。

翌日、宇和島市和霊町。
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ホテルから徒歩10分程の所に『和霊神社』は荘厳な姿を以て、佇んでいます。
ここでは、大野と山下からTさんへ『和霊神社の身代わり守り』をプレゼント。

そして介護タクシーで20分、念願の故郷、宇和島市吉田町魚棚へ。
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そして、涙潤む再会のひととき・・・。
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ここでは旧知の河野さん、Tさんの到着を心待ちに、『Tさんは甘めの味付けのこれが好きだから・・・。』と手ずからチラシ寿司を作っていて下さり、同行の我々に迄、持たせて下さいました。
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心尽くしのお弁当を、故郷の海を眺めながら頂くことにしました。
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『こんなところでお弁当、立つか座るかで食べりゃあ、これはほんとうに思い出だわあ~。』と穏やかで満面の笑み。
『これは旨い・・・、うん旨い・・・。』と舌鼓。『吉田のヒト達は、ほんっと良いヒトばかり・・・。』と。
飛行機の時間が迫り、一路松山空港へ再び移動。
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セントレアに到着し、車イスが必要なTさんと同行の我々が、他の乗客が降りるのを待っていると、キャビンアテンダントのお二人が、TさんにメッセージボードとANAオリジナルグッズを携え、サプライズ!
『たまがった~あ!!(驚いた~)』とTさん。
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こうして、Tさんの帰郷同行支援計画は、無事達成を迎えました。
セントレアから結いの郷迄の車中・・・。

『はじめは足が治っとらんが、行くのは嫌じゃったし、吉田さんに騙されてイヤイヤ来たけど・・・、吉田さんが神様じゃ・・・。あんたらも大変じゃったろうに迷惑かけて、たまがった~あ。もう(上を指さして)アッチ行っても、なーんも後悔ないわい。たまがった~・・・。逢いたかった、みんな・・・6,7人来よっても~・・・たまがった~・・・、飛行機のシュッチャーデスさん達まで、昨日のヒトから聞いとったんじゃろか・・・、たまがった~。こんなに嬉し・・・たまがった~・・・。』
と夢心地の様子。
『ほうでもな、来年は足を治して、吉田のほれ、海の向こうの小学校の向こうの2階建ての・・・あれは私の母の家じゃて、ポンポン船も持っとる・・・、あれで海出て釣りでもすりゃ良いが・・・。んで帰りはな今日のタクシーはイカン。宇和島自動車知っとるで、頼まりゃ良いんじゃわい。来年は足を治して・・・。来年は・・・。』
Tさん、来年102歳。また皆で行けると良いですよね・・・。
Tさんの郷帰りに同行させて頂けて、我々もほんとうに幸せです。吉田は、ほんとうに素敵な町でしたね。

ところで当日の朝、愛媛行きを拒まれたTさん。
『足がなあ、良けりゃあ行くかも知れんが、いかんよ~!足がなおりゃ自分ひとりでいくわあ。』
飛行機の時間もあり、リミットは1時間。時間ギリギリまでの押し問答が続きました。

Tさんの真意を確かめ続けてきたユニットリーダー 大野、統括主任 山下も、帰郷計画断念寸前。当然、周囲にいた援助員みんなが諦めかけたその時に、諦めることなく、どのようにTさんを出掛ける気にさせたのか??
それはナイショ・・・(苦笑)。

社会福祉法人 悠 特別養護老人ホーム 結いの郷
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by yuinosato1 | 2013-03-07 20:50


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